ADR(民間調停)

   家庭内のお悩みを専門家が仲裁

「家の中のことで裁判までしたくない」
「なるべくなら穏便に解決したい」
「弁護士費用も高い・・・」
「でも当事者同士では解決できない」

そんなときにご利用いただきたいのが、専門家による仲裁制度、「ADR(民間調停)」です。

    ADRの特徴

ADR(Alternative Dispute Resolution)は、裁判外紛争解決手続といいます。裁判所ではなく、民間の専門家による解決を目指すもので、以下のような特徴があります。

1 法務大臣の認証制度

民間の調停機関ではありますが、いわゆるADR法に基づき、法務省によって監督を受けています。また、法務大臣が認証を与えた機関のみが、認証機関として特定分野の問題を扱うことができます。法務省のHPはこちら

2 利便性が高い

家庭裁判所の調停と異なり、平日夜間や土日の利用が可能です。また、オンラインでの調停も可能ですので、遠方にお住まいの方との話し合いにもご利用いただけます。また、「同席で話した方が円滑に協議できるのは分かるけど、同じ空間に居たくない」という方にもオンラインがお勧めです。

3 専門家による仲介

親族や友人を介しての話合いは、専門知識がない上に感情的な偏りのある人たちの仲介となり、紛争の度合いがより高まる恐れがあります。一方、認証ADRであれば、法務大臣のお墨付きを得た専門家集団が仲介するので安心です。

4 短期間での解決が期待できる

家庭裁判所での解決はとにかく時間がかかります。例えば、離婚調停や裁判となると、半年~1年程度の期間が必要です。一方、ADRは3か月程度での解決が可能です。

5 穏やかな解決

何より、裁判所の調停や裁判より優れている点は、紛争性が高まる前の解決が可能だということです。親族の問題は、解決すれば完全に縁が切れというものではなく、民事や刑事の事案と大きく異なります。ADRは、穏やかに問題を解決するノウハウが詰まっています。


当センターでは、以下の分野を取扱っています。ご相談やADRのお申込みに関しましては、それぞれの分野別HPの問い合わせフォームよりお願いいたします。

夫婦関係

離婚

離婚をするか否かや、離婚合意した場合の離婚条件(養育費・面会交流・財産分与・慰謝料等)についてお話合いをしていただけます。

関係修復

別居を解消し同居を再開する際のルール決めをしたい、同居中だけど関係が悪いので、修復のために話合いがしたい、といったご夫婦に利用いただけます。

別居

別居に際し、婚姻費用や面会交流についてお話合いをしていただけます。

夫婦関係に関するご相談やADRのご利用は以下が専門のHPとなっております。
家族のためのADRセンター離婚テラス

相続関係

親族間の介護トラブル

親の介護の負担が偏っている、高齢の両親の財産管理や介護方針やもめている際にご利用いただけます。

遺言書ADR

例え遺言書を残していても、その真意が伝わらず、死後に遺産分割でもめてしまうことがあります。そのため、遺言書を作成する段階で、未来の相続人が同席の上、遺言書を作成することができます。別名「家族会議ADR」とも言えます。

遺産分割

遺産分割でもめてしまった際の協議にご利用いただけます。

相続関係のご相談及びADRは以下のページが専門のHPとなっています。
家族のためのADRセンター相続部門

その他の親族間トラブル

実親子間のもめごとや、兄弟姉妹間のもめごと等、親族間の紛争であればいずれもADRを利用してお話合いをしていただくことが可能です。

親族関係のご相談及びADRは、相続部門の介護トラブルと同様の料金体系となっておりますので、以下のページをご参照ください。
家族のためのADRセンター相続部門(介護トラブル)